ずっと使っているお気に入りと新しい仲間たち
紙に触れているのが好きで、イラスト制作は基本アナログです。
イラスト制作の中で一番重要視しているのがインクです。これは今年の始めにお気に入りのインクが廃盤になってしまい、気づいたことでした。ペンと紙の状態が良くてもインクとの相性が悪いと作業が全く捗りません。
東京に出向いたり、ネットショップで取り寄せたり、いろんなインクを試しましたが、やはり王道は強い。行き着いたところはDr.Martin マットインディアインクでした。
サラサラとした描き心地でマットな仕上がり、乾くとしっかり耐水。水彩絵具で色付けもするので、ありがたい。感動しました。
使用し初めて1ヶ月。これからもよろしくと言える相棒になるといいな。
お次は紙。ウォーターフォード水彩紙の細目を使用。出会ってからは同じものをずっと使っています。つけペンで描く場合、凸凹のある紙はとても描きづらいのですが、ツルツルの紙は水彩絵具が綺麗に乗りません。水彩紙のなるべくぼこぼこが少ないものを探してこちらに辿り着きました。ナチュラルもいい色なのですが、スキャンして編集する場合、背景がなるべく白に近い方が編集しやすいので、ホワイトを使用しています。
丸ペンはTachikawaの一番細いものを使用。大学生の頃、質の良い細いペンはいっぱい使用するには値段が高いなと思い、節約のためつけペンとボトルインクを使い始めたのがきっかけでした。しかし何度もインクボトルを倒してこぼし、結果あまり節約にはならなかった気がします。姉の夫の革職人に革製のグリップを作ってもらいとても使いやすくなりました。
今年に入って新人のガラスペンも迎えました。Kemmy's laboのガラスペンはなんと言っても握りやすく、描きやすいので気に入っています。こちらはTachikawaの丸ペンほど細い線は描けないので、少し太めの線のイラストに使用。
消しゴムはサクラのArch。削りかすはいっぱい出るけどその分紙への負担が少ない気がします。
絵の具は無難にホルベインの赤2種、青2種、黄2種をずっと使用しています。元々いろんな種類の絵の具や他の色もあったのですが、片付けなど面倒なので3色にまとめて他を手放しました。
最近日本の技術や昔からの文化に少し興味を持ち始め、吉祥の顔彩を試しに購入してみました。すごく色が綺麗で発色がいいので今後こちらをメインで使うかもしれません。ただ見た目がかっこいいから固体を買ったのですが、やはり使いやすさを考えてやはりチューブにした方がよかったかもしれないと少し後悔しています。
フリーランスを始めたばかりの頃、ペンタブを持っていたのですが、全く使えこなせず私には合わないんだと諦めていました。
9年目に入りようやく編集に何かサポートアイテムがないときついことに気づき、まずiPadを購入。小さすぎるのと、細いペンが苦手という理由でワコムの液タブに変更。
修正、編集の仕事が捗り、大満足です。もっと早く買えばよかったと思いました。
液晶タブレットはサイズも値段もピンキリで購入時はすごく迷いましたが、初心者の私には単純でシンプルで必要最低限が乗っかっているものが良いと考えワコムワンを購入しました。デスク上あまり邪魔にならないサイズなので今は満足しています。これをベースに今後どんなものが必要か使いながら考えていこうと思っております。
スキャナーはA4サイズのエプソン。GT-X830。しっかり質の良い画像でスキャンしてくれます。大きめのイラストは部分的にスキャンして、フォトショップで繋げています。
デスクトップはiMacの24インチ。使い慣れているので、今後もiMacかなと思っています。
デスクはイトーキのオフィスデスク。椅子はオカムラのシルフィーです。仕事場なので、作業と体に負担が少ないものを選びました。
妥協できないところですが、使ってみないとわからないので、私はまずは中古でも良いと思っています。ちょうど県内に中古オフィス家具専門店があるので、いろいろ試して椅子もデスクもここで購入しました。イトーキにする前は安いデスクを使用しており、消しゴムの作業だけて揺れてストレスの塊でした。オカムラの椅子は私の体と相性がいいみたいで、疲れやすさが軽減されました。前屈みになるのもオカムラシルフィーの強みなのですが、集中していると椅子の設定変更は忘れます。座り心地も機能も文句なし。今後買い換えることがあればオカムラの椅子を自分に合わせてカスタムしたいですね。
足したり、引いたり、増やしたり、減らしたりを繰り返し、少しずつ理想の道具が揃いつつあります。これからもちょっとずつ変わっていくものもあると思いますが、長く楽しめるものも含め大切に使っていきたいと思います。
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